ピアノ 音楽

ピアノの調律で教えてもらったこと【備忘録】

はじめに

先日、アップライトピアノを調律してもらいました。

コロナ禍もあり、15ヶ月近く経ってしまっていました。ピアノの前面の板を外して鍵盤の動きを見て、調律師さん開口一番に、

「湿気がすごいですね!」

「高音が442Hzから445Hzになっていましたよ!」

と言われてしまった我が家のピアノ…。

今回は、調律をしてもらったときに聞いて分かったことを、備忘録としてお知らせします。

この記事に載せているアップライトピアノの各部の名称は、以下のサイトに載っていますので、ご参考ください。

アップライトピアノ構成部分の名称|渡辺ピアノ調律事務所

 

 

ピアノ調律時に分かったこと

【1.(アップライト)ピアノの背面には何も無いようにする】

ピアノの背面はスピーカーになっています。背面に物が挟まっていたり、床に物が落ちていたりすると、音の響きが悪くなったり、ピアノ内部に湿気が溜まってしまったりするそうです。

今回、我が家のピアノは鍵盤の中央付近に多く湿気が溜まっていたため、調律師さんが背面チェックを行いました。すると、背面には何もなかったのですが、床にビー玉など、いろいろな落とし物(転がり物)を発見…。いえ、正確には、「転がって、ピアノの下に入り込んでいることは知っていたけれど、そのままにしていた物」でした。まさかそのような問題(湿気を溜める原因)になるとは思っていなかったので、反省しました。

 

【2.ピアノの内部には、「防虫剤・防錆剤(ぼうせいざい)」や「除湿剤」を入れるようにする】

調律師さんしか触れられない、深い部分には、衣類用の防虫剤(「ムシューダ 引き出し・衣装ケース用」)を、調律師さんが8~10個ほど入れました。(どこに入れたかは、見ていなかったので分かりません。次回の調律時には、見させていただこうと思います。)

ムシューダ 1年間有効 衣類 防虫剤 引き出し・衣装ケース用 32個入 エコパッケージ

ムシューダ 引き出し・衣装ケース

 

後日、素人でも手が届くところに、

ヤマハ ピアノ防虫・防錆剤 PBBB (微臭タイプ)

アップライトピアノ専用(2個入り)(効果:半年)

ヤマハ ピアノ防虫防錆剤 微臭タイプ

というものを入れました。この防虫・防錆剤には、洋服の商品タグ付け用ループのようなものがついてあります(下左写真)。

使用方法通りに、アップライトピアノの上屋根を開けて、内部の左右両端にあるネジ(アクションボルトナット)に一個ずつ引っ掛けて吊るしました(下右写真)。

ヤマハの防虫防錆剤ループ付き  ネジ(アクションボルトナットに引っ掛け)

ピアノ内部のフェルトを虫が食べてしまったり、内部の金属部分が錆びてしまったりすると、修理・交換に多額な費用がかかるということなので、予防として¥2,000弱の出費(半年分)はやむを得ないかなと思いました。

(どうでもいいことかもしれませんが、この防虫防錆剤を箱から出して取り付けた際と、それから数日の間、強烈な臭いに鼻が曲がりそうでした…。「微臭」とありますが、入れた当初はすさまじいです。1ヶ月近くが経って、ようやくたまにかすかに香る程度に落ち着きました。)

 

また、シリカゲルの除湿剤を用意するように言われました。特にピアノ用の除湿剤でなくてもよいような話でしたが、いろいろ試行錯誤した結果、ピアノ用(楽器なら、その楽器用)の除湿剤を買うのがベストであることが分かりました。購入を検討しているのは次の商品です。

ピアノ 乾燥剤(湿度調整剤) 調律師も推奨!  ピアノメイト 2セット販売! PIANO MATE VIP MS-16 2個パック

でもこれ、防虫・防錆剤もついてくるみたいなので、これ一つで全てがまかなえそうですね…(既に防虫防錆剤を買ってしまった私…)。既に買って使用している物の後には、こちらを使用してみます。

 

除湿剤を入れる場所は、下前板の右下付近だそうです。以下のサイトが参考になります。

アップライトピアノの乾燥剤の入れ方

植木のピアノ大解剖!~vol.5 ピアノのお手入れ方法&温度湿度の管理方法紹介します~ - 長崎駅前店 店舗情報

 

以下には、除湿剤について調べたあれこれを記しておきます(が、特に興味のない方は飛ばしていただいて構いません)。

 

除湿について①

【除湿剤・市販の一般的なものではダメなの?】

まず、シリカゲルではない衣類用の物(「ドライペット」の物など)だと、長期間入れっ放しにしておくと、中身が融け出てピアノの内部が変色してしまうこともあってよくないそうです。

また、後日調べて分かったことに、食品などに使用される一般的なシリカゲルは「A型シリカゲル」というもので、とにかくひたすら除湿をしてしまい、急激な湿度変化で楽器を痛めてしまうようです。そのため、湿度を調整する(吸湿だけでなく放湿もして、ある程度の湿度に保つ)「B型シリカゲル」を使用した「湿度調整剤」がよいということが分かりました。楽器用の除湿剤(湿度調整剤)は、この「B型シリカゲル」を使用しているものが多いです。

はじめは、わざわざ楽器用の除湿剤を買わなくてもよいのではと思いましたが、ちゃんと楽器に適した薬剤を使っていて理にかなっていることが分かったので、納得した上でこれから楽器用の(今回はピアノ用の)除湿剤を購入しようと思います(上述通り)。

 

除湿について②

【B型シリカゲル以外にも効果的な除湿方法は?】

(1)シリカゲルの他にも、「ダンプチェイサー」(ピアノ用湿度自動調整器)という湿度を調整する機器があることが分かりました。値は張りますが、効果は抜群のようです。

ダンプチェイサー|渡辺ピアノ調律事務所

(2)さらに、調律師さん曰く、我が家のピアノはサイレントピアノ、つまり、電源を入れることで、ピアノ内部にセンサーが走り、温まるため、梅雨時や湿度の高い日には、電源を入れっ放しにすることでも、除湿効果が得られるかもしれないとのこと。これについては、参考となるサイトも検証実験も特に見つからなかったので、効果のほどはいかほどか分かりませんが、外出時に気になる際は試してみてもいいかなと思っています。サイレントピアノの電源は、下写真の向かって左側(緑の枠)にあります。下の写真は、電源を入れて、緑色のランプが点いた状態です。

サイレントピアノの電源部分

 

(3)あともう一つ、除湿器があるならそれを使用するのもよいですとお薦めされました。我が家にはないです…。買った方がよいのかな?何か他にも使い道があり、便利そうだったら検討します。

 

除湿について③

【そもそも、ピアノの除湿は必ず必要?】

さらに調べを進めていく中で、除湿剤を入れるべきかという判断は、調律師さんでも考えが異なるようです。

以下のサイトが参考になりました。

アップライトピアノ管理に乾燥剤は必要か? (調律師アンケート調査)

https://www.piano-t.net/article/kikaku_1301_anketo_kansouzai01.html

・湿度の高い日本では除湿剤を使用すべき

・ピアノは密閉されていないため、効果が無いので不要

・楽器を除湿するより、楽器を置いている環境(部屋)を除湿するのが効果的

などなど、様々なご意見が載っていてなるほど、と思いました。

 

ちなみに、我が家は共働きで、自宅を締めきっていることも多いので、部屋を常に最適な温度・湿度に保つことは難しいので、除湿剤を使用することにし、家で過ごすときには、部屋をできるだけ開放して湿気が溜まらないようにします。

 

【3.調律時はできる限り部屋を開放しよう(「反響音」を生じさせない)】

これまで、調律していただく際は、部屋を閉め切って行っていただいていました。けれども、今回は換気をよくするように、隣りの部屋との仕切りとなっているスライドドアを閉めず、部屋を開け放った方がよいかお聞きしたところ、その方がよいとのご返答でした。そもそも、部屋を閉め切り、その部屋が狭い場合、「反響音」が生じ、調律がしにくいそうです。これまでは生活音がするとご迷惑かと思って閉めていましたが、生活音があっても(反響音があるよりはずっとましなので)構いませんということでした。

 

【4.たまにキーカバー(鍵盤カバー)を干そう】

調律終わりに、キーカバー(鍵盤カバー)を鍵盤にかけながら調律師さんが一言、

(写真はピアノ キーカバー (鍵盤カバー) エンジ PK-Eより)

「このカバーもたまに干してくださいね。」

え!そうなの!?

キーカバーを干すことで、得られるメリットは、乾燥する・埃が除去できる、などでしょうか。何もしていなかったので、干すことはメリットしかないと思われたので、天気がよい日にさっそく干してみました。効果は分かりませんが、せっかくアドバイスいただいたことなので、時々行っていこうと思います。

 

おわりに

今お世話になっている調律師さんが我が家に来るのは3度目でしたが、まだまだ知らないことがたくさんあるんだなと、驚きました。

そして、調律後、一人で弾いてみたら、音の輝きにびっくり!!

こんなにいい音が出るなんて!

こんなに軽く弾くだけで音が出るなんて!

この音のよさを次の調律時までできるだけ保てるように、素人なりにできるケアは続けていこうと思います。

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